鏡 タルコフスキー
プロローグで医師は語る。
「私は緊張を取り除きます。、、、、注意を集中して!」
そしてもう一度、「注意を集中して!」
存在のすべてをかけて人は、生きることの拘束・恐怖・吃り・惰性を克服しなければならない。
今この場所で「はっきり明確に、自由に軽やかに」語り始めなければならないのである。
その時はじめて、人は「自分の声と言葉を恐れずに」いつも自由に語る(考える、行動する)ことができるようになるのだろう。
吃りの少年のしっかりとした最初の言葉はこうである。
「私は話す事ができます。」
そして映画「鏡」のタイトルが現れる。
子どもをおんぶをして、見る映画はタルコフスキー、「鏡」。
このプロローグはとてもすきだ。