いのり
ここのところ、毎日、教会へ行っている。
時間が合えば、ミザにでるし、扉がしまっていれば、そとからお祈りする。
ゴアには教会が多いから、必然的にそうなるのかもしれない。
ヒンドゥー教や、仏教寺院でお祈りをするときは、自分の内側に深くはいりこみ、内省的な時間がすぎるのだが、
教会は、その意識が天上へとあがっていく感じがするのが、不思議だ。
昨晩は、初めて、一階のファミリーのプージャ(お祈り)に参加した。
毎週木曜日におこなうヒンドゥー教のお祈りである。
ザクロの実をきれいな銅のお皿にそえて、神様に備える。
そして、おじさんは鈴をならしながら、マントラをとなえる。
その調子にあわせて、おばさんは手拍子をし、マントラを一緒に唱える。
天井を高くとられたその部屋中に、なんとも美しい、旋律が充満しはじめる。
わたしは、ただただ、その美しい旋律に自由に身をゆだねるばかりである。
マントラをおえたあと、そのザクロの実をすこし分けていただく。
なんともルビー色をしたきれいなザクロ。
お祈りの毎日です。