Ali uchida

写真家 内田亜里のブログです


天日はありがたいに相違ない。
またこれなくては生命はない。
生命はみな天をさしている。

が、根はどうしても大地におろさねばならぬ。
大地にかかわりのない生命は、
本当の意味で生きていない。

天は畏るべきだが、
大地は親しむべく、愛すべきものである。

大地はいくら踏んでもたたいても怒らぬ。
生まれるも大地からだ。
死ねば固よりそこに帰る。
天はどうしてもあおがねばならぬ。
自分をひきとってはくれぬ。

天は遠い、地は近い。


大地はどうしても母である。
愛の大地である。

(日本的霊性)